頑張る?

私は頑張るといった言葉が今ひとつ好きになれないのです。今回は日本の大問題点である労務問題に関連したことです。

言葉自体は別に悪くないと思うのですが、問題点は、どのように、どれくらい、頑張ればいいのか明確になっていないところにあります。つまり、特に上層部が何も考えていなくても、ノープランでも頑張るは使えてしまうからタチが悪いのです。何も考えずに使えてしまうということは、精神論に繋がりやすいということ。どれだけ成果をあげたところで、「頑張りが足りない」と言われてしまえば、何も反論できません。なぜなら頑張るといった言葉の意味に実体などないからです。実体のないものに何をいっても無駄です。過労死などずっと日本の問題になっていることはこの頑張るといった「便利な」言葉の悪用が原因の1つではないかと私は思っているのです。

頑張るは日本語の美点である、婉曲表現の1つになっていると思いますが、曲がり間違うと、何も中身がないということから、逆に「なんでもあり」の方向に変わってしまうこともよくあるから、要注意。頑張るという言葉はブラック企業の合言葉にもなっていることからこの言葉の危険性がわかるでしょう。

ちなみに英語には頑張るといった言葉はありません。無理やり訳すならdo the best 最善を尽くします。という意味になります。つまりどう頑張るかが日本語よりは明確です。頑張るといった日本語の亡霊のような言葉に付き合う必要はないのです。なぜなら、何もいっていないのと同じなのですから。