秋刀魚の季節

昔はマグロのトロは下等な部位と言われ、ゴミにしていたそうです。確かヨーロッパの方は今でもトロは特別扱いされていなくて、赤身と値段が変わらないと聞いたことがある。確かに肉で言えば脂身ですからね。

今の時代はこってりとか、コクだとか割と油系統の味が高級と言われているけど

昔はさっぱりしたものが上等、脂っこいものは今ほど高い位置になかったそうです。

落語の噺で有名な目黒のさんま。これは殿様がさんまを食べる話だけど、脂っこい、というか、脂の乗ったさんまは下魚と言われ、殿様が脂にあたったら大変ということで皮を剥いで、骨を抜き、蒸して、美味しくもなんともないさんま料理の出来上がりというわけです。

現代人にとっては脂の乗ったさんまはご馳走の一つですが、時代や所変われば人々のありがたがるものは変わるのですね。余談ですが、オーストラリア在住の知り合いに聞いたのですが、向こうは鶏胸肉がもも肉もり高いそうです。