日本語話者と英語話者の話し方の違いについて

日本では躾として人の話は最後までちゃんと聞きましょうと、よく言われます。相手が話している側から話したり話を遮ったりするのは失礼に当たります。一方英語話者、多数のヨーロッパ言語系の話者は相手が話している側から話し出すことがよくあります。これはもちろん民族の性格の違いもあると思われますが、一番の要因は言語の構造上の違いによるものと考えます。

日本語は述語が最後に配置され、更に肯定なのか否定なのかも後ろに来るため最後まで聞かないと実際に何が言いたいのかがわかりません。だから最後まで聞きましょうという話になるのでしょう。

一方英語をはじめとするヨーロッパ諸語はSVOなので、最初に主張を言ってしまい、後から説明が追いかけて来るスタイルを取っています。

ですから英語話者にとっては最初に重要なところが話されるので、最後まで聞かなくても大体わかるということなのです。従って、相手の話を遮って話したりすることがあるのでしょう。余談ですが英米の学生は授業で質問をたくさんするというのは有名ですが、人によると、挙手をしてから質問内容を考えるきらいもあるというのです。これもやはり質問をするぞ!ということだけ決めておいて、内容は後から考えるという、主張先、内容後の言語特性の影響もあるのではないかと思っています。